それは多分つまらない拘り

ステータスでは、追い抜いていた。

そしてレベルも追いついた。
もう、竜巣には顔を出してないけれど。
それでもここまで来たんだな、と思う。

経験値では、まだ少し差がある。
竜巣を諦めた分だけ歩みは遅くなっているけれど、それすらもいずれは超えるだろう。

育つのを諦めた存在。
それは結構あちこちに散らばっていて。
もう生きていない人もいれば、単にめんどくさくなった人もいる。
そんな人たちを、その時その時で目標にしてきて。
私が目標としていた最後の人に追いついてしまう。
それは……単なる目標の最後というわけではなくて。
ちょっぴり意味がある目標で。
でも多分、他の人が知ったら、「なんでそんなことを」と思うかもしれない理由で。
まぁ、つまらないことなんだけど、無意識に拘ってしまっていたみたい。
そんなことが、達成されてしまったら。
その瞬間、レベル上げがつまらなくかんじるようになるのではないかな、とか。
そんな馬鹿なことを思う。
馬鹿なことだけど、そうなったらさすがにちょっと困る。

惰性とは言え、ここまで積み重ねてきたものだし。
できるならこれからも続けたいなぁと思うんだよね。

みゅう。
なんだか複雑、だなぁ…。