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その窓際で、うさぎが眠っていた。
どうやら、初夏の心地よい午後の風の誘惑に負け、眠ってしまったらしい。
風に純白の体毛を揺らし、気持ち良さそうに眠っていた。
どれだけそうして眠っていただろうか。
このところの強行軍の疲れが今更に出てきて、昼寝というには長い時間眠り続けた。
「う、にゅ…?」
冷えた風が頬を撫でたことに気付き、うさぎ――レイは顔を上げる。
あたりはもう暗くなっていた。
寝すぎてしまったことに気付き、身を起こす。
……と。
かけた覚えのない毛布が背からずり落ちた。
驚いてその毛布を見つめる。
薄手でかなり軽いその毛布は、肌触りも、そして使い勝手も良くて、レイのお気に入りのもの。
何枚もある毛布の中から、それを選んでかけてくれたのは……。
飛び起きて家の中を探が、目当ての人物はいなかった。
たぶん、いったん帰ってきてから、また出かけたのだろう。
(そういえばここのところ、出国の挨拶まわりでずっとバタバタしていましたね……)
もう今の自分にはカーシャ国内は見れないから、どんな状態かは判らないけれど…もしかしたら凄い苦労かけているのかもしれない。
(なにか、私にできること、ないでしょうか)
一人きりの家で、そんなことを考える。
……たぶん、今日もまた帰りは遅いはず。
ならば、何かつまめるものでもあると嬉しいかもしれない。
この時期では、安全を考えれば生ものよりも焼き菓子のほうがいいだろう。
台所で材料を確認する。
あまり凝ったものは技術的に作れない。
簡単なものという前提で探せば、じゅうぶんすぎるほどに揃っていた。
ふわり、と人の形を取って、長い髪が邪魔にならないようまとめて。
小麦粉を混ぜながら、考えるのは大切な人のこと。
「少しは、喜ばせてあげられるでしょうか」
忙しくさせてしまったのはレイだ。
今こうやって、走り回らせてしまっているのもレイだ。
だからこそ、少しでも、何か……。
「……喜んでもらえると、いいな」
心を込めて作り上げて。
短い手紙を添えて置いておく。
彼が帰ってきたとき、疲れが少しでも癒えるように。
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貴方は 人目のお客様
誕生日:08/12/01
HP:水夢 -水の見る夢-
足跡:
42 09 21 06 23 41 42 39 24 17 20 40 42
-NPC-
うさぎ:ライラ、リナ、ルナ、レナ、ロビン
保護者:ロスト
家族募集してみる。
活動範囲が被る人優先。
即決はあまりないけど、まずは気軽に声かけて下さいね。