まいった…

ある人のところへ遊びに行った。
好意を持って接していた人だったから、気になった。
離れてしまったけど、元気でいるかな。少しは私のことも書いてくれてるかな、と思って。

見に行って…確かに書いてあった。
けれど。

心臓を突かれた気がした。

そんな風に思われていたなんて、考えもしなかった。
考え方の相違だと思ってたから、納得して引いた。
だからまさか、疑いをかけられていたなんて、思いもしなかった…。

その疑いは、私にとって本当に考えもしないことだった。
私には全く必要のないことだったから。

『そんなもの』が必要なら、私は今、レイとしてここにいない。
私が求めていたのは、お互いの理解。
理解したいと思い、理解されたいと思っていた。
仲良くなりたいと、ただそれだけを願っていた。
他者の利などそこに入る余地もなく、考えもしなかった。

私は自分の力を試したいと伝えたと思う。
…その私が、どうして他者の力を当てにするだろう？
それが必要なら最初からこんなことはしない。
全てを知っていた国に行けばいいだけだなのだから。

どうしてこんなことになったんだろう。
相手を思っていなければ、質問へと真剣に何時間も向き合ったりはしない。
信用していってなければ、あんな危険なことを話せはしない。
負担にならないように、レスが膨大になり過ぎないようにと、何度も何度も書き直してやっと仕上げた返事の数々は…。

全て…無駄だった、らしい…。